断捨離は、ヨガの「断行」「捨行」「離行」という行法哲学から生まれた言葉です。「行」とは、「行動して体得していく」という意味。ですから、「行法哲学」とは、行動を起こしながら、一つひとつ理解し、深めていくということになります。
断捨離の場合、余計なモノが入ってくるのを食い止め(=断)、不要なモノは手放していく(=捨)。そのうえで必要なモノが入ってくる循環ができれば、自分にとって快適で最適な環境を手に入れることができます(=離)。
それが、心のゆとりとなり、人生が好転していくきっかけとなるのです。
現に、断捨離の提唱者であるやましたひでこは、普通の主婦でした。それが、自ら断捨離を徹底して実践してきた結果、出版関係者の目に留まり、2009年に出版が決まったのです。そして、2010年に流行語大賞にノミネートされました。
以来、雑誌やテレビで特集され、「林修の今でしょ!講座」(テレビ朝日系列)」に出演したりレギュラー番組である、BS朝日「ウチ、“断捨離”しました!」は、7周年目を迎えた人気番組に。2025年1月にはニューヨークタイムズに断捨離の記事が掲載されました。(2025年1月20日・アジア版(日本版)の英字新聞の1面)