そんな人が周りにいると、あなたの心までどんよりしてきますよね。そう、不機嫌は見えない暴力であり、強力な恐怖を私たちに与えるのです。
また、パートナーや家族、友人、職場の人が怒っている時、あなたはどのような感情を持つでしょうか?
「何か怒らせることをしたかな」と不安になったり、相手が不機嫌なだけでも「私のせいなのかな…」と、原因が自分にあるのではないかと考えたりすることは、少なからずあるのではないでしょうか?
私たちは、職場や家族、友人の中で機嫌が悪い人がいると、なぜ不機嫌であるのか、その理由を無意識に探ろうとします。
はっきりとした理由がある場合は、原因に対して対処が可能になるのですが、理由が分からない場合、「もしかして自分のせいかも……」と不安な気持ちになるでしょう。
考えれば考えるほどネガティブな感情が押し寄せ、次第に自分自身の気持ちまで暗くなっていった経験がある人もいるはずです。
つまり、不機嫌でいるというのは、「暴力者」であるといっても過言ではありません。それは、他者に対しても、そしてもちろん、あなた自身に対してもです。
あなたもお気づきのように、決して、不機嫌を通して、他者に恐怖を、そして自分に恐怖を与える存在になってはいけないのです。