心理療法の中に、「ナラティブ・アプローチ」という手法があります。これは、過去の自分のストーリー(記憶)を認識し、新たなストーリーを再構築することで、生活に支障をきたしている症状を取り除く治療法です。
人は誰でも、自分や家族等についての「物語」を持っています。そして、その中でも、「私とは、こういうものである」あるいは「私たちの家族とは、こういうものである」と人々が“信じている”物語のことを、「ドミナント・ストーリー」(思い込みの物語)と言います。
そして、このドミナント・ストーリーが、多くの人の「悩み」の原因になっているのですが、この「ドミナント・ストーリー」とは異なる別の物語「オルタナティブ・ストーリー」(代替の物語)を聞かせることで、患者に気づきと変革をもたらすというものです。
たとえば、
「男性が外で働き、女性が家事や育児をするのが当然だ」
という価値観がありますが、これはまだ世の中の多くの人が持っているドミナント・ストーリーではないでしょうか?
私たちの生活の様々な悩みや問題の背景には、こうした一般的には当たり前とされる「思い込みの物語」が深く関係していると言われています。そして、こうしたドミナント・ストーリーは、自分一人では気づくことが難しく、悩みを抱え込んでしまい、身動きが取れなくなってしまうそうです。
しかし、第三者のストーリー(体験談)を聞く事で自分の凝り固まってしまった心の状態に気づき、物事を良い状態に変化させる「きっかけ」を見つけ、今まで到底解決できないと思っていた悩みや問題に終止符をうつことができるようになるといいます。
この方法は、1990年代から臨床心理の新しい方法論として、カウンセリング・セラピーの重要な要素として認知され、今では、セラピーを行うカウンセラーやソーシャルワーカーが現場の実学的な実践として取り入れています。
つまり、今あなたが抱えている悩みや問題も、同じような悩みを持つ第三者のストーリーを聞くことで、『新たなストーリー』を見つけ、自分の人生を切り開くことができるということなのです。
同じような悩みを持つ第三者のストーリーを聞くことで、『新たなストーリー』を見つけ、自分の人生を切り開くことができます。そこで、ぜひあなたに、参加していただきたいのが、断捨離夏祭り2025「『捨てられない理由』を解明!〜溜め込み一掃スペシャル〜」です。